2010年12月まとめ
12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1413ページ
ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学 (光文社新書)
システム業界にかかわりたくなくなるおwww!
読了日:12月31日 著者:岡嶋 裕史
文・堺雅人
http://d.hatena.ne.jp/shutuz/20101229
読了日:12月29日 著者:堺雅人
35歳までに身につけておくべき プロの経理力
クリスマスに読む本じゃねーな!
読了日:12月24日 著者:児玉 尚彦
サクリファイス (新潮文庫)
久々に小説を一気に読んだ。続編も読みたい。
読了日:12月13日 著者:近藤 史恵
DELL世界最速経営の秘密
読了日:12月10日 著者:スティーブン・ホルツナー
日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)
宗教も企業も組織という点では似たりよったりだと思った。
読了日:12月04日 著者:島田 裕巳
読書メーター
文・堺雅人
- 作者: 堺雅人
- 出版社/メーカー: 日本工業新聞社
- 発売日: 2009/08/28
- メディア: 単行本
- 購入: 30人 クリック: 289回
- この商品を含むブログ (76件) を見る
主演している南極料理人見て読んでみた。淡々とした本だ。自分用メモ。
結局のところ、我々があらかじめ準備できる範囲なんてたかがしれているのだ。経験不足をなげくよりは、あわてて準備をはじめるほうがよっぽどいい。
おおくの場合、インスピレーションは「こまかく、まばらに」やってくる。大物はめったにこない。天才になれる瞬間もなくはないけれど、それだけではとても演技のすべてはカバーできない。ちょうど、かぎられた挽肉でハンバーグをつくるようなものだ。手にはいる挽肉の量は日によってまちまちだが、つなぎや調理法を工夫して、なんとかハンバーグとよべる代物にしていくのである。
そーそーそーそー。挽肉が毎日毎日たっぷりあるわけではないんだ。
「三十すぎると運命の出会いはない」〜ある程度の年齢になれば、自分をガラリと変えてくれるような出来事を他人に期待するのは、いささかムシがよすぎるということだろう。
フフフ・・・。かなしいこというなよ。
われわれの仕事は「わかる」と「わからない」のあいだをいつもユラユラゆれうごく。正直にいえばどんな作品にだって、わかる台詞とわからない台詞があるのだ。こわいのは「わかる部分だけをみて全部わかったつもりになること」あるいは「わからない部分だけをみて全部あきらめてしまうこと」なのだろう。
人生ですね、そうですねと。
2010年11月まとめ
11月はヒマだったのでいろいろと。
パワポのデザインとかいろいろ使える便利本としてはノンデザイナーズ・デザインブックがオススメ。
読み物としては女好き、クスリ好きで知られるノーベル賞科学者キャリー・マリスの本がオモローでございます。
11月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:4228ページ
ゼロからはじめる英文会計入門 第2版―イラスト&図解
天才アカウンティング犬「まりも」が英文会計についてやさしく教えてくれる狂った本!意外にもすげーわかりやすい良書!
読了日:11月30日 著者:建宮 努
フェラーリと鉄瓶―一本の線から生まれる「価値あるものづくり」
http://d.hatena.ne.jp/shutuz/20101130
読了日:11月29日 著者:奥山 清行
「体幹」ランニング (MouRa)
正しい姿勢、正しいランニングフォームを身につけたい。
読了日:11月26日 著者:金 哲彦
語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾどんなビジネスもこの考え方ならうまくいく (講談社プラスアルファ新書)
基本的なことだけど目標の明確化、細分化、グループ化が大事。○○力(EX:語学力とか)を強くするといったような 漠然な目標で明確な成果は達成できない。
読了日:11月22日 著者:水野 麻子
朝の少女 (新潮文庫)
エピローグにずっこけそうになった・・・
読了日:11月21日 著者:マイケル ドリス
マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF)
制度や利権に左右されていないという意味ですごくニュートラルなものの考え方をする人だと思う。専門家や官僚組織といったどことなく立派だと思われているものがいつも正しい行いで世の中をどうにかしてくれると思うのはよそう。
読了日:11月21日 著者:キャリー・マリス
やる気のバイブル
読了日:11月20日 著者:横山 剣
すぐ分かる、詳しく分かるIFRS (日経BPムック)
読了日:11月20日 著者:
森の少年 (新潮文庫)
読了日:11月13日 著者:マイケル ドリス
国際会計基準(IFRS)検定 重要ポイント&問題集
国内基準と並列になる期間はぐっちゃぐちゃの予感。内容はあんまりよろしくない。
読了日:11月11日 著者:三輪 豊明
仕事は楽しいかね?
読了日:11月11日 著者:デイル ドーテン
戦後日本経済史 (新潮選書)
戦時軍事体制が戦後日本の政治経済を形作ったという主張は面白い。読み物として秀逸。
読了日:11月10日 著者:野口 悠紀雄
大人げない大人になれ!
人をくったような書き散らし方!
読了日:11月10日 著者:成毛 眞
三国志男 (SANCTUARYBOOKS)
くだらねぇー!だがそれがイイ!
読了日:11月09日 著者:さくら 剛
語学力ゼロから「世界で成功する!」人になる グローバル・コミュニケーター入門
非言語コミュニケーションとそのスタイルについて書かれている本。タイトルはちょっと俗っぽいけど、自分の立ち位置を見直すのに参考になる。
読了日:11月05日 著者:揚石洋子
ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)
教育とは、無限の可能性を信じること
読了日:11月03日 著者:梅田望夫,飯吉透
クレイジーケンの夜のエアポケット 増補改訂版
読了日:11月01日 著者:横山 剣
ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]
デザインの基本は近接、整列、反復そしてコントラスト!
読了日:11月01日 著者:Robin Williams
帰天城の謎 〜TRICK 青春版〜
読了日:11月01日 著者:はやみね かおる,鶴田 謙二
読書メーター
フェラーリと鉄瓶
フェラーリと鉄瓶―一本の線から生まれる「価値あるものづくり」
- 作者: 奥山清行
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
著者の奥山清行氏は工業デザイナー。イタリアのデザイン会社、ピニンファリーナ社在籍時にフェラーリのデザインなどを手がけたことで有名な人です。
デザイン全般に言えることですが、あっさりして見えるものがあっさり作られたかというと大違いなんです。デザインした人の執念が身を結んでいるから、あっさり見えるんです。
それに、シンプルに見えるものの造りがシンプルかというと、決してそんなことはありません。ものすごく複雑なものを、整理してつじつま合わせをして、いろいろなところまで気を配って作ると、最後にはすごくシンプルに見えるものです。その証拠に、細かいところをよく見てみると、決してシンプルではないことがわかるはずです。
これはほんとそー思う。学生やってたときは世の中の諸々が整然と秩序だっているように見えたもんだけども、社会人の立場になってみると裏ではめちゃくちゃつじつまを合わせまくっているという。なんだかんだ頑張っている人がいるから世の中まわっているという当たり前のことにハッとさせられた。
デザインの世界でも、コミュニケーションは大きな鍵を握っています。ぼくはデザインの作業のうちで三分の二が、コミュニケーションではないかと考えています。
デザイン作業の最初の三分の一は、正しい人を探して、その人から正しい情報を引き出すことです。その次の三分の一は、その人のためのデザイン作業。多くの人がデザインの仕事だと思っている部分ですね。そして最後の三分の一が、できたものの情報を正しい人に正しく伝えること。この過程を経て、はじめてきちんとしたデザインができるわけです。つまり、最初と最後の三分の一ずつは、コミュニケーション能力にかかっているといえます。
これはデザインでもコンサルティングでもどんな仕事でも同じではないかなー。逆を言えば真ん中の部分を死ぬほど頑張っても頭とお尻が間違っていればあまり意味がないという。炎上しているプロジェクトって大抵さー・・・。
〜日本の社会は、いきなり自分の立場を脅かす者がいないので、余計なことは言わなくてすむし、やらなくてすみます。そのために、自分を守る努力をしないクセがついてしまい、それが発展して「自分」という基準をなくしている人が多くなっています。
「自分」がない人は、自分がやるべき仕事を選べず、結果として「何でもやります」という姿勢になりがちです。自分という軸がないのをごまかして、「お客様のためならなんでもやります」といっているのが日本の企業です。
自分の生き方への自戒をこめて。割とわがままにやってるほうだと思いますがw
2010年10月まとめ
こーんげつは「コンサルタントの危ない流儀」がおもしろかったですかね。
こういうシチュエーションあるあるっていうw業務改革のコスト削減効果は一律30%とか!なんだかなーw
10月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3269ページ
<イラスト図解>工場のしくみ
図が多用されていてわかりやすい。生産管理システムにも言及していて、さらっと学習するには良書。工場見学にいきたくなる!
読了日:10月29日 著者:松林 光男,渡部 弘
やりがいある仕事を市場原理のなかで実現する!
著者の体験に即してキャリアと起業について語っているので良い意味で生々しくてその辺のロジックだけの本より身に沁みる。
読了日:10月25日 著者:渡邉正裕
コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学
すごい名著。コンサルタントと名のつく職業の人は読んで損なし。
読了日:10月22日 著者:G.M.ワインバーグ,木村 泉,ジェラルド・M・ワインバーグ
リエンジニアリング革命―企業を根本から変える業務革新
いわゆる業界用語BPRのコンセプトをぶち上げた20年くらい前の本。トップダウンでプロセスをまっさらな状態から考えましょうというのが要点だが無駄に長い。著書も認めているがそんなことをすると現場は大混乱するのが当たり前なので、かくもコンサルタントの仕事は過酷なのである。組織の権限のありかがはっきりしない会社はBPRなんぞやるもんではないというのが私的な結論。何事にも銀の弾丸というのはないもんだ。経営用語に酔いたいというのであれば別ですが。
読了日:10月21日 著者:マイケル ハマー,ジェイムズ チャンピー
7割は課長にさえなれません (PHP新書)
著者の本は何冊か読んでいるが一番わかりやすい。日本型の終身雇用+年功序列を見直し、労働市場の流動性を高めた上で、失敗した人に対してはセーフティネットの構築でケアせよという主張は相変わらず一貫している。でも政治的にも経済的にも段々と老人ホーム化していく今の日本だと実現は難しいだろう。
読了日:10月19日 著者:城 繁幸
完全網羅 起業成功マニュアル
カッコいい英語版を買ってもう一回読むぜ!
読了日:10月14日 著者:ガイ・カワサキ
100%オーガニックフードを自分で育てる―A4サイズのスペースがあれば、1年間サラダは食べていける
ジョンさんの生い立ちにびっくり!
読了日:10月12日 著者:寺尾 朱織
漂泊人からの便り (南日本ブックス)
常々見落としている生活の中の微細な事象の大切さを教えてくれる本
読了日:10月10日 著者:ジェフリー・S・アイリッシュ
コンサルタントの危ない流儀 集金マシーンの赤裸々な内幕を語る
慇懃無礼というか皮肉というか、ワルノリが効きまくっていて非常におもしろい!
読了日:10月07日 著者:デイヴィド・クレイグ
行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)
読了日:10月04日 著者:石田 ゆうすけ
暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)
読了日:10月02日 著者:サイモン シン
3語で9割通じる英会話 (青春新書インテリジェンス)
シチュエーションごとに気の利いた表現がたくさん載っていて便利。
読了日:10月02日 著者:デイビッド・セイン
読書メーター
コンサルタントの秘密 -技術アドバイスの人間学
- 作者: G.M.ワインバーグ,木村泉,ジェラルド・M・ワインバーグ
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1990/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 21人 クリック: 197回
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コンサルタントって因果な商売・・・
末はヤクザか傭兵かってなもんですよ!
迷ったときはワインバーグ先生にきいてみよう!
コンサルタントの法則
- 依頼主がどういおうとも、問題は必ずある。
- 一見どう見えようとも、それはつねに人の問題である。
- 料金は時間に対して支払われるのであって、解答に対して支払われるのではない、ということを忘れてはならない。
- 自分を雇ったのでない相手の問題を解いてやるな。
- 広げれば広げるほど薄くなるもの:影響か富か、二つに一つだ。(世界を変革し、そして金持ちになろうと望むわれわれすべてにとって)
ワインバーグの双子の法則
- たいていのとき、世界のたいていの部分では、人がどれほどがんばろうとも意味のあることは何も起こらない。
ルウディーのルタバガ法則
- 大一番の問題を取り除くと、第二番が昇進する。
最適化症
- 最適化神経におこる炎症
トレードオフ療法
- ある方向に動けば、別の方向についてコストが発生する。いまかいずれか。
フィッシャーの基本定理
- よく適応すればするほど、適応力を失いがちだ。
オレンジジューステスト
- それはできますよ。で、それにはこれだけかかります。
- 自分で自分をなおせるシステムを繰り返し治療していると、ついには自分をなおせないシステムができる。
- どんな処方にも二つの部分がある。その一つは薬、もう一つはそれが正しく使われることを保証するための方法だ。
三の法則
- 自分の計画を駄目にする原因が3つ考えられないようなら、思考過程の方に何か問題がある。
思考の手綱をゆるめること
- 類似性を探す。
- 極限値に変えてみる。
- 境界線のそとに目をむける。
タイタニック効果
- 惨事はあり得ないという考えは、しばしば考えられない惨事を引き起こす。
プレスコットのピックルス原理
- 漬け水がキュウリに漬かるよりは、キュウリが漬け水に漬かる方が早い。大きなシステムを、長期にわたる継続的接触を通じて変えようとする小さなシステムは、むしろ自分の方が変えられてしまう可能性が高い。
ホローマーの法則
- 何かを失うための最良の方法は、それを離すまいともがくことだ。
- 新しいものは決してうまく働かない。だがいつも今度こそうまくゆくだろうという希望がある。
- 時間を無駄にするためのもっともいい方法は、注意を四方八方にまき散らすことだ。
ロンダの悟り
- それは危機のように見えるかもしれないが、実は幻想の終わりにすぎない。
- 変化が避け得ないものであるとき、人は自分がもっとも高い価値を置いているもののために、もっとも強くもがく。
- 変化を食い止めたり和らげたりしようとして幻想を作り出すと、変化はますます起こりやすく、また受け入れにくくなるものだ。
マーケティングの法則
- コンサルタントは二つの状態のどちらかにある。一つはI(idle)状態、もう一つはB(busy)状態である。
- 依頼主を獲得する最良の方法は、依頼主を持つことだ。
- 週に少なくとも一日は、人目に触れるために使おう。
- 自分にとって依頼主は、自分が依頼主にとって重要であり得るよりずっと重要だ。
- 一人の依頼主の仕事が、仕事全体の四分の一より多くならないようにしよう。
- マーケティングのための最良の道具は、満足した依頼主だ。
- 最良のアイディアは彼らにやってしまおう。
- 自分の卵を入れると、味がよくなる。(ダンカン・ハインズの違い
- 時間の少なくとも四分の一は何もしないで過ごそう。
- マーケティングは量のためにでなく、質のためにしよう。
価格設定の法則
- 価格設定は多くの機能を持つ。金銭の授受はその一つにすぎない。
- 彼らはたくさん払えば払うほど多く、受け取り人を愛する。
- 金銭は通常、価格のもっとも小さい部分である。
- 価格設定は零和ゲームではない。
- もしその金が必要なら、仕事は引き受けてはいけない。
- 仕事が気に入ってもらえなかったら、お金をもらってはいけない。
- 金銭は料金以上のものだ。
- 価格は単なる事物ではない。それは交渉によってもたらされる関係である。
- 料金は、どちらに転んでも後悔しないように決めよう。
- すべての価格設定は、究極的には感情に基づいてなされる。こちらとあちらの感情に基づいて、である。
農場からの教訓
- 安い種を使ってはいけない。
- 土の準備は庭作りの秘密である。
- タイミングがきわめて大切である。
- 一番しっかり地面に根付くのは、自分の根で育った作物である。
- 水をやりすぎると、強くならないで弱くなる。
- 最善の努力を払っても、かれる作物は枯れる。