会社のデスノート
- 作者: 鈴木貴博
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/11/06
- メディア: 単行本
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名だたる大企業の迷走が始まっている。経営戦略の混乱はなぜ起こるのか。企業の生死を分ける要因は一体なんなのか。気鋭の経営コンサルタントが決定的診断を下す。
タイトルはちょっと扇動的で軽薄、不謹慎な感じだが、中身は納得の一冊。所得の弾力性という切り口から需要と供給、モノ、サービスの値段が語られていておもしろい。
■(需要の)所得弾力性
所得が1%増えたときに、増える需要の変化率を、需要の所得弾力性という。必需品は、所得に関係なく、需要がある。よって、必需品は需要の所得弾力性が小さい。贅沢品(奢侈品)は、需要の所得弾力性が1より大きく、必需品は、1より小さい。(Wikipedia)
この本の要諦は所得弾力性には短期と長期の値があって、企業や政府はそれを織り込んだ上で事業、政策を行えばよいねということ。シンプルだけど深いし、実際にやろうとするとすごく難しいと思います。ナムー。