第49回 SVP-Tokyoネットワークミーティング

ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京のネットワークMTGに行ってまいりました。
前々からいきたかったのですが、予定がなかなかあわず、念願かなっての参加となりました。

第49回 SVP-Tokyoネットワークミーティング
日時:2009年12月12日
場所:築地社会教育会館

SVP-Tokyoとは?

ソーシャルベンチャーパートナーズ東京(SVP東京)は、社会的な課題の解決に取り組むソーシャルベンチャーに対して支援を行い、新たな社会的投資を創ります。SVP東京は2003年に活動を開始、2005年からは、革新的な事業型NPOやソーシャルベンチャーへの資金の提供と、各種の経営サポートを行っています。
SVP東京は、1)投資先であるソーシャルベンチャーのミッションの達成と同時に、2)SVPの会員であるパートナー自身が、投資協働先への支援に参画し、地域や社会への関与を通じて成長することを通じて、地域や社会のイノベーションを起こすことを狙いとしています。

内容は以下。

■SVPプチ説明会

■第1部:ソーシャルベンチャー・フェア 

コモンズ投信
ケアプロ
ソーシャルベンチャー四国
ホームスタート・ジャパン
日本2枚目の名刺協会

■第2部:SVPナイト(年忘れクリスマス会)


第一部のソーシャルベンチャー・フェアで印象に残ったのはケアプロさん。健康診断を中々受ける機会がないフリーターや主婦の方にワンコイン(500円)から受けられる簡易健康診断サービスを提供しています。
普通に大学を出て企業に勤めると、福利厚生の一環として健康診断があるのはついつい当たり前と思ってしまいますが、フリーター、主婦、自営業、非正規雇用労働者といった方は特に健康診断の案内がくるわけでなし、病院から足が遠のき、気がついたら重度の病気が進行していたということが往々にしてあるそうです(健康診断の未受信率は約4割だそう)。
こういった社会の盲点のようなところに着目してビジネスを組み立て、実行するというのはすごい見識と実行力だなと思いました。マーケットもでかそうだし、社会企業というとボランティアとか人の善意に頼りがちな団体が多い中で、継続的に事業として展開していくことを見据えてビジネスモデルを考えてるのがすげーなと。厚生労働省も医療費削減に一役かってくれそうだということで大喜びとのこと(ちなみに医療費の3割、死因の7割は生活習慣病なので事前の予防がすげー大事)。現在は中野ブロードウェイ内に常設のスペースを運営しているそうで、喫茶店、パチンコ店のようなところに出張もしているとのこと。


↓は東洋経済の記事。懇親会でちょっとお話しましたけど、社長さんは私とそう歳が変わらないです(驚)
川添高志・ケアプロ社長――日本の健康診断費をワンコインにする男


社会企業家というと堀江さんが以下のようなことを言っていました。ちゃんと利益を出せる仕組みを作るというのは、結果的に多くの人のニーズを満たして、対価をいただけているということだからすごい大事っすね。学生時代のNPOへの参加経験からいうと、経済的な裏づけがないまま、人の善意ややる気・心意気だけに依存していると、キーマンが抜けた途端に組織が瓦解したりして、事業の継続性としていかがなものかと思います。まーそんなえらそうなこと言える身分ではないのだけれども。所感として。

社会起業家とか眠たいこと言ってんじゃねーよとか私は思うけど。


第2部の懇親会では色んな人と名刺交換しました。コンサルやマスコミ、事業会社の人などなど。うちの会社の人もいてちょっとびびった(笑)本業の方で首になっては仕方ないのでそちらには全力投球しつつ、余裕のあるときにはこういった活動に参加してみて、自分の興味のあること、できることを少しずつでも広げていきたいと思います。コミュニティ意識が希薄な都会に住んでいても、やっぱ社会の一員としての実感が欲しいので。このへん濃密なコミュニティがまだ残っている田舎の方だとわずらわしいんだけれども。さじ加減が難しいっすね。