お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

ちょっと前に読んだ勝間さんの本。私は別にカツマーではないですが。本屋いくたびに勝間女史の本が平積みにされているのを見るとちょっとひくね。紅白の審査員やってるのを見たときはどんびきですわ(別にアンチというわけでもないんだが)。なんだかなー。それではざくっと読書メモです。

・お金を生まない「負債」については現金で、お金を生む「資産」については借金してでも買う
・だれが言ったかではなく、何を言ったか、またそれが事実なのか、ただの意見なのかで判断しよう
・お金は銀行融資等で、知識と時間は専門家のサポートでレバレッジをかけることができる。(自分の頭脳だけに頼らない)
・発想や考え方はお金では買えない。
・完璧に学んだ上での一歩の前進よりも、小さく進んでの小さな失敗を繰り返したほうが成長する。
・給料の多寡よりそこにいてなにが学べるか、何が経験でき、何ができるようになるかが重要。
・できる理由を探そう、できない理由を探しても仕方なし。
・投資のリスクはものよりも人の側にある。正しく学んでいればリスクは限りなく小さくできる
・成熟国では老人や子供の社会的コストを社会全体でどう負担していくのか⇒税率、年金、教育等々
・資産運用をしなければ労働による収入のみに頼ることになる=労働の時間・単価価値が大きくなっていかなければ自然と長時間労働にならざるをえない⇒労働の価値とはなにかをよく考えてみる⇒労働収入はより厳しく、難しく、きつい仕事のみが高単価であり続ける。ある一定の層以外の労働力はどんどんコモディティ化していくand安い労働力に置き換わる。

特に最後のメモは仕事をしていて常々思っていたことです。中長期的にどうやって自分に競争力をつけていくかってのが若い世代の課題かなと。ちょっと前の派遣社員切りの問題とかまさにこれだよなぁ。こういった事象は政府規制等の特殊要因がなければこれからどんどん進行していくと思うので、常に会社や社会に必要とされる能力を磨いていかないとダメですね。そういった意味で30になるまでをいかに過ごすかはすごい大事だと思います。