20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!

20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!

20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!

時代は刻々と変わってきています。もはや、普通に就職して適当に貯金しておけば、なんとなく生きていけてしまうという時代は終わりました。この先どうなるかはわからないのです。このことを20代のうちに理解し、早いうちから対策を講じておく必要があります。
この本では、「お金と仕事と生活にもっと余裕を」という計画のもと、それを実践し、労働時間の減少、貯金が増加、ムダな出費の減少と、次々目標を達成してきた会計士夫婦が、不況でもビクともしない人生設計のつくり方について述べていきます。

会計士の夫婦が書いた、お金について考えましょう本。こういう実益全開的な本はこれまで読んだことがなかったです。読めば結構おもしろいもんだ。勉強になった点は以下ですわ。


・自分のお金について、入り口と出口、時間との関係をよく考える。
⇒どういう手段でいくら入ってきて、何にいくら使っているのか。それにどんだけ時間を使っているのか、一度冷静に考えてみよう。

・「知った」ことをとりあえず「やって」みよう。
⇒知識として知っていてもやらないと意味がない。日々のそういう積み重ねが1ヶ月、1年という間に大きな差になってくるんですな。

・ものを買うときはトータルコストで考えよう(付属品、保管スペース、メンテetc…)。使用1回あたり、1年あたりでものの値段を考えよう。
⇒これは企業会計の仕事とかをやったのでよくわかります。商品在庫を置くと保管費用がかかるように、家にものが増えると、スペースが取られてコストがかかってくる。ただそれが感覚として実感しにくいだけです(著者は家を占拠する弾かないピアノを例に挙げています)。トータルコスト、1回あたりの使用コスト、使用期間で考えると、「それってレンタルでいいんじゃない?」とか購入することに対する代替案は結構あると思います(逆に購入した方がトータルで安いこともある)。

・「がまん」が一回ですむ節約をする。
⇒家賃節約のための引越しや、携帯の料金プラン変更など、めんどくさいけど1回やってしまえば節約できることって結構ある。毎日我慢して節約するよりは1回ですむことをまずやってみよう。


表紙とタイトルはえげつないですが中身はしごくまっとうな本です。あまりにカネカネでちょっと情緒がないなってとこもありますが、毛嫌いせずに一度読んでみると生活の中で見直す点が出てきて、よろしいと思います。読みっぱなしではもったいないので、私としましては下記のことを実践してみることにしました。


1、コンビニでの買い物を控える。
⇒通勤前、昼飯の後など惰性でコンビニにいくのを無くすことで無駄な買い物をしないようにする。一日何百円とかですが、毎日だと結構な額です。年間だと10万くらいいってそう。

2、なるべく家で用意する。
朝飯、飲み物等、ちょっとした時間しか取られないものは家で用意する。コーヒーとかお茶とか家で作って水筒で職場に持っていきたい。ペットボトルのドリンクを毎日買ってるのはすごく無駄な気がする。っていうかあれは携帯性という利便を買ってるんであって、そこを別の手段で補完してやればいいんじゃないかと思ったり。

3、お金のイン、アウト、ステイを検討する。
給料用の口座、生活費の引き落とし口座を持っているのですが、金利のこととか考えたこともなかったです。どうすれば毎月のお金のインとアウトが最適になるのか、どういう形でお金を貯めていくのがよいのか(分散投資とか?)を一度週末を使って考えてみようかと。


やはりビジネスコンサルタントたるもの、自分が依頼者であり、提案者であり、実行者でなければ。おっとちょっとそれっぽいこと書いてしまった(笑)。タイトルの通り、20代の人がお金について考えるきっかけとしてはかなり高得点な本ではないかと思います。