残業ゼロの仕事力

「残業ゼロ」の仕事力

「残業ゼロ」の仕事力

下着メーカーとして有名なトリンプの名物社長、吉越浩一郎氏が書いた本です。

私の勤務する会社は激務で有名なので、ちょっとでも労働時間を現実的なものにするために、この本を読んでみました。

著者は企業に蔓延する残業の習慣を「悪」そのものだとしています。
本来なら仕事が時間内に終わらないなら、その原因を分析して解決し、生産性が向上するはずであるのに、残業という作業時間を延長するだけの手段をとると、問題を顕在化し解決する機会が奪われてしまうという考え方です。

以下読書メモ


・残業をしないためには、仕事に必ずデッドラインを設定し、それへのコミットを宣言することが有効。
・残業した場合はその原因が何だったのか、徹底的に分析し、解決へのアクションをとる。
・物事を決めるときは基本的に理詰めでロジカルに。しかしそれだけだと人間関係がギスギスするのでGNN(義理・人情・浪花節)でロジックをコーティングする。
・会議は意思決定の場であるとともに情報共有の場でもある。物事の結論だけを知っているのと、経緯まで含めて知っているのとでは当事者意識に大きな差が生まれ、行動に落とし込むときの初速が違う。


すごい売れたというだけあって、ビジネスの基本書の一つとしておすすめできる内容です。