ベンチャービジネス講義

今日は大学の授業でとあるベンチャー企業のおえらいさんが来て一席打っていきました。
話を聞いていて感銘を受けたのは次のようなこと。うろ覚えですが。

ミネラルウォーターの会社や吉野家の業務オペレーションを具体的に想像できるか?


原料の調達、ディストリビューション、店舗のマネジメント、衛生管理、工場の建設・・・。
必要とあらば事業の拡大や撤退なんかも考えないといけない。


こういったオペレーションを恒常的に、サービスを途切れさせることなく行って、顧客のもとに届けるのがどれだけ大変かわかるか。新聞記者や証券会社のアナリストは事業のことをとやかくいうこともあるけれど、それならお前等やってみろよ、無理だろ。


事業をやるということは具体的なオペレーションを想像できるということ。一見当たり前のようなサービスでもその裏には莫大なオペレーションの手続きが存在している。たかがミネラルウォーター、たかが牛丼といっても誰がそういう地道で莫大なオペレーションをやっている人たちを馬鹿にできるのか。

そんな感じの内容だったんですが、色々なものが自動化されている現代社会において、もっとその裏にあるものを汲み取れるような感性を持たなければいけないと思いました。なんでもかんでもイージーに手に入る環境というのは人間の想像力や感性、エッジを奪っていくんではないでしょうか。