金融の話

どーも。13日からの夏休みが明日で終わってしまうので少々憂鬱な今日このごろです。
表題の通り、最近ぶっとんだことになっている金融関係についての雑感を少し。

だいぶ前に金融関係の本を数冊読んだときに感じたように、まさに諸行無常な展開。徒然草方丈記


参考:昔の読書感想文
ライアーズ・ポーカー
メイク・マネー!―私は米国投資銀行のトレーダーだった
世界を壊す金融資本主義


やばい感を通り越して、もはや爽やかでもある感じです。
金融は全く門外漢なので、あれこれいうような知識はありませんが、おもしろそうだと思ったのが相場に関する格言。

相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく


学生時代バイトしていた会社はウェブ上にあるCGM(ブログとかSNSとか)上に存在するユーザーの発言を、収集・分析して企業にコンサルティングするというビジネスをやっていました。いろんな企業さんのプロジェクトを少々お手伝いさせていただいていたんですが、そういうネット上にある情報の、マクロ的な集積は相場の世界でなんだか活用できそうな感じです。

膨大に存在するニュースサイト、個人ブログ、SNS上での発言をぶっこぬいてきて、解析ソフトでいじくってやると、マーケットがどういう状態にあるのかなんらかのヒントになるんではないかなぁ。技術的には現状、キーワードやネガポジ分析くらいはできそうではあるが、このベクトルで技術革新が起こると、上記の格言を地で行くことになっておもしろそう。GoogleやYahooなんかは言語分析(形態素解析っていうのかね)の技術をごりごりやってて、いわゆるセマンティックウェブってやつが実現すれば、こういうことやる会社が出てきそーですね。ウェブ上にどんどこ情報が集積していくトレンドがいくところまでいかないとちょっとつらいし、機関投資家/個人投資家の割合がどーこーという議論は取捨して考えているので適当ですが。

昔、LTCMがやっていたような、数学的アプローチによるごりごり取引に加えて、大衆や社会の心理的要素を加えたシステムができあがってくるとすごいもうかりそうな羊羹。

以上、ちょっとした妄想でした。