魁!!男塾


http://www.otokojuku-the-movie.com/

今日は奇跡の映画化を果たした「魁!!男塾」を見てきました。
学生寮に住んでいたときの友人とたまにバカ映画を見に行くのですがその一環で。

なんというか頑張り方を完全に間違えている映画で唖然呆然ですた・・・。
男塾のファンの人以外は、見ると怒りがこみ上げてくると思うので、見ないほうが無難だと思います!僕は結構好きですけど!!


んー、見ていて考えたのは人間の欲求についてのことです。

煩悩の数は108つとかいいますけど、男塾の世界観のような、極端なロジックで構築された欲求のあり方(真の男に成りなさいみたいな)を許容できるかどうかで、それを楽しめるかどうかというのは決まるんじゃないかなぁ。
一般的なところでいうと食欲、性欲、睡眠欲、名誉欲とかをどう組み立てるかとか欲求のあり方、スタイルも色々。若い女性の場合だとファッションだとかコスメに興味があって、きれいになりたいという欲求がポートフォリオの中で突出していたりするし、いわゆるオタク的な層だと箱庭的なロジックの中で自己顕示欲や征服欲を満たしていたりします。(アニメだとロボットものとか娘さんがいっぱい出てくるやつね)

時代や周囲の環境、人間関係なんかに影響されて、そういう欲求のポートフォリオも個々人で定性的、定量的に変化するんでしょうが、そういうのを汲み取った最大公約数的なものに安易に迎合しないこういう映画が作られるというのは、内容うんぬんはともかく結構うれしかったりします。

恋愛や感動に対する欲求は人間に普遍的に存在するものだと思いますが、何かそればっかりジャブジャブやっているのも健全じゃないなぁって感じです。こんなことを考えているようでは真の男にはなれないかもしれませんが。