沢木順ソロ・ミュージカル『YAKUMO』小泉八雲外伝
大学の125周年企画でやってたので見に行きました。
本当はチケットを取る予定だったのだが忘れててキャンセル待ちでゲット。
小泉八雲は結構好きで大学一年のころに松江に行って旧家を見てきたこともあります。
http://picasaweb.google.com/shutsuji/zyPzoI
「小泉八雲集」というアンソロジーみたいな本がすごく良い本で、色々彼の作品は買ってあるのですが、この夏に「怪談」を読んだくらいであとは積ん読状態。時間を見つけて読みたいんですが･･･。
肝心のミュージカルですが「耳なし芳一」の芳一が平家の落ち武者に耳をちぎられるシーンから始まって、小泉八雲の生涯を幼少時代からロンドン、アメリカ、日本と渡り歩き、最後に東京で死ぬまでを描いたものです。八雲に深く影響を与えた三人の女性（彼の母、アメリカ時代の同僚エリザベス、彼の妻小泉節）との関係を描きながら彼の波乱万丈というにふさわしい生涯が表現されています。
私は演劇は滅多に見ない口で、妹に誘われて行った美大のSF芝居（3人だけで場面が変わりまくるエキセントリックなやつ。これはこれでおもしろかった。）くらいしか生でみたことはなかったです。主演の沢木さんは劇団四季出身の有名な方らしく、演技、声量、歌唱力、共に素晴らしい人でした。これぞプロという感じで2時間の長丁場もまったく苦にならない。演出も音楽も洗練されていて、生で見る演劇というのは非常に素晴らしいと思いました。モチーフが私好みだったというのもあるでしょうが無料なのが少々申し訳ないくらい。
来週は緒方拳さんが一人芝居をするらしいのでそっちも時間があれば見に行きたいと思います。
